NEWS

ニュース

芦生研究林 Open Science Meeting報告

ご参加いただきました皆様、大変ありがとうございました。来年度は特定のテーマについて、よりオープンな会として継続していきたいと考えております。どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。


5月23日(水)研究発表会 於:芦生研究林事務所 講義室

天気は悪かったものの、42名もの大勢の方にご参加いただけました(京大教員・研究員:17、他大教員・研究機関等:6、京大学生:6、他大学生:2、芦生研究林職員:11)。植物、動物、水質、地域協働学際研究、保全、森林教育、芸術など多岐に渡る発表がありました。また渡辺弘之 京大名誉教授からは貴重な昔の芦生の話もお聞きでき、笑いあふれる会となりました。

参加してくださった研究者からは、他の研究から刺激やアイデアを得れた、いつも調査を手伝ってくれている職員に向けて成果を発表できる機会になった、職員や他の研究者と知り合えてよかった、ぜひ発表内容をパンフレット等にまとめてほしいといった声が聞かれました。 学生さんからは、芦生における研究が一望できて大変勉強になったといった声が聞かれました。 職員からは、一部内容が難しかったものの、調査補助や長期モニタリングデータを取っている成果を聞けて、今後も研究サポートをしていくモチベーションにつながったといった声が聞かれました。 研究集会では十分な議論の時間が取れませんでしたが、懇親会の場では研究者、学生、職員が混ざり合って楽しい雰囲気の中、親睦を深め、芦生研究林での研究や保全について語り合いました。

5月24日(水) 現地見学会

参加者:13(京大教員・研究員:6、他大教員・研究機関等:1、京大学生:3、芦生研究林職員:3)

晴天に恵まれ、長治谷を出発し、旧集落跡を見学した後、大規模シカ排除柵、モニタリング調査地等を見学し、杉尾峠を通り抜けました。参加者の皆さんは芦生の森と川を存分に満喫しておられました。

研究発表の様子1
研究発表の様子2
集合写真
現地見学会の様子

研究発表会プログラム

10:00〜10:10  挨拶・芦生研究林の概要 石原正恵(芦生研究林教員)

10:10〜12:00  植物                                      

  1. 森林群集における樹木の共存様式(温帯林での暫定的結果)及び深層学習による樹種の識別) 渡部俊太郎(京都大学フィールド科学教育研究センター)
  2. 芦生の樹木形質データベースおよびドローンによる樹冠計測 小野田雄介(京都大学 農学研究科 森林生態学分野)
  3. 針広混交林に生育する スギ・ブナの木部解剖特性と窒素分配の差異 多賀洋輝(京都大学 農学研究科 森林生態学分野)
  4. 冷温帯14樹種における木部構造の多様性と機能 河合清定(京都大学農学研究科)
  5. 天然林における立木腐朽について 阪部拓海(京都大学森林育成学分野)
  6. ブナの植物間コミュニケーション 萩原幹花(龍谷大学 農学研究科)
  7. 芦生研究林の森林モニタリング 細見純嗣(芦生研究林職員)
  8. 芦生研究林の林相図 北川陽一郎(芦生研究林職員)
  9. ドローンを用いた 森林植生の把握手法 ~低価格GNSS受信機の利用可能性~       奥田賢(芦生研究林職員)

 

12:00〜12:45   昼食 随時資料館/実験室見学                                     

 

12:45〜14:00   動物                                      

  1. ナラ枯れ被害木の解析から探るキクイムシの寄主木探索様式 山崎理正(京都大学農学研究科)
  2. 芦生研究林での土壌動物研究 渡辺弘之 (京都大学名誉教授 )
  3. フェノロジーの生息地間変異がもたらす種間相互作用の空間的モザイク 高橋華江(神戸大学理学研究科生物学専攻)
  4. 集水域の森林下層植生が衰退した河川の魚類相の11年間の変化 中川 光(芦生研究林教員)
  5. 芦生研究林の植物・動物相・標本 山中 公(芦生研究林職員)

14:00〜14:15   休憩                                      

 

14:15〜15:45   物質循環・文化的サービス・学際研究                                     

  1. 芦生で発生した森林攪乱が渓流水質に与える影響 福島慶太郎(京大生態研)
  2. 芦生研究林の水質モニタリング 古田 卓(芦生研究林職員)
  3. 芦生研究林の気象データ 中川 光(芦生研究林教員)
  4. 芦生での学際研究のお誘い 徳地直子(フィールド科学教育研究センター)
  5. 森林教育に必要なもの 中島 皇(フィールド科学教育研究センター)
  6. 樹木のカタチ 豊島淑子(京都造形芸術大学 美術工芸学科)

15:45〜16:00   休憩                                      

 

16:00〜17:15   シカ・生態系保全                                          

  1. 下谷の大カツラにおける保全生態学的研究ー着生植物群集と林冠土壌ー 東若菜(京都大学農学研究科)
  2. 芦生でのシカ目撃モニタリングの結果 井上みずき(日本大学文理学部)
  3. 大規模シカ柵による植物多様性保全研究 阪口翔太(京都大学大学院人間・環境学研究科)
  4. 芦生研究林における希少植物の現状 福本繁
  5. 芦生研究林におけるシカの個体数管理 高柳敦(京都大学農学研究科)

 

17:30〜17:15   芦生研究林の利用

  1. 芦生研究林を利用するには 木本惠周(芦生研究林職員)
  2. 芦生研究林の研究サポート 紺野 絡(芦生研究林職員)
  3. 芦生研究林の宿泊施設と宿泊サポート 古田 卓(芦生研究林職員)

17 :30〜18:00   懇親会準備                                        

18:00〜           バーベキュー